ネックレスやピアス・イヤリングなどのジュエリーは、
ちょっとプラスするだけでもお顔周りを明るく華やかにしますし、気分も高揚しますよね。
しかし、お客様でもよく聞かれるのが金属アレルギーのためジュエリーをつけられないというお話です。
「以前は問題なかったのに急に・・・」というケースが多いように見受けられます。
では、アレルギーを気にせずジュエリーを楽しむにはどうしたらいいでしょうか。
①金属アレルギーとは
通常ジュエリーに使われる貴金属は、水や日常的な薬品に溶ける事はありませんが、
汗や体液(特にピアスの場合、ピアッシングなどの傷口などから出ます)にはごく微量に溶ける場合があります。
これを金属のイオン化といいます。
そのイオン化した金属が、体のタンパク質と融合し異種のタンパク質へと姿を変えてしまう事により、
体が拒絶してかぶれや炎症といったアレルギー反応を起こす事があります。
これが金属アレルギーのメカニズムになります。
②ジュエリーを選ぶときに気をつけること
2-1.アレルゲンを知る
金属アレルギー=すべての金属に対してアレルギー反応が起きるというわけではありません。
お客様にお話をお聞きしても、金だと反応が出てしまうという方もいれば、プラチナで反応が出てしまう方もいるようです。
アレルギーを起こす金属の種類(アレルゲン)を特定する方法として、パッチテストがあります。
パッチテストとは、試薬(各種金属のイオン化した溶液を健康体には反応しない程度にうすめた液)を検査用の絆創膏につけて背中に2日間貼り、
2、3、7日後にアレルゲンに対応した箇所に赤く反応が出るかどうかを見るものです。
パッチテストを受けたいという場合には、皮膚科など専門医にご相談頂ければと思います。
2-2.アレルゲンとの接触を避ける
金属アレルギーは、一度発症してしまうと次から同じ金属に触れるたびに炎症を繰り返すと言われております。
そのため自分のアレルゲンを知り、その金属との接触を避けることが肝要です。
ジュエリーに使われる貴金属には、加工性を向上させるために他の金属を混ぜた合金が多くあるため、
アレルゲンとなる金属が合金として使われていないかも知る必要があります。
特にピアスは、金属が皮膚の粘膜に直接触れるためアレルギーを起こしやすいアイテムです。
アレルギー体質の方は、純度の高い貴金属素材のものを選ぶか、最初から避ける方が無難かもしれません。
③対策とまとめ
さまざまな金属に長期的に触れる機会の多い現代は、金属アレルギーを発症する可能性も増えます。
アレルギー体質の方は、タートルネックの上からネックレスを着用するなど、金属が体に直接触れないような着け方も試す価値ありです。
また、汗をかくと金属がイオン化しやすくなるため、夏場は特に長時間の接触を避け、汗や汚れをこまめに拭き取り、
ジュエリーを清潔な状態を保つ事にもご留意頂ければと思います。
アレルギーを怖がるばかりでなく、発症する原因を上手に避けてジュエリーを楽しみたいですね。
それでも、一度発症してから一切身に着けておらず、また、今後も使わないなど、
貴金属類、ジュエリー、アクセサリーを眠らせてしまっているという方で、ご売却も一つの選択肢かなと思われている方は、
是非”堺買取センター”へのご来店、ご検討頂けましたら幸いです。