今や誰もが憧れる世界的に有名なハイブランドであるルイ・ヴィトン。
そのルイ・ヴィトンの中でも最も有名なデザインなのがモノグラム柄です。
ですが、実はもともとルイ・ヴィトンは別のデザインが率いていたんです。
それがダミエ柄です。
そうです、モノグラム柄よりもダミエ柄の方が歴史的に古いのです。
私自身、この仕事に就くまでモノグラム柄が初期のデザインであると思っていましたので、
この事実を知った時は大変驚いた事を覚えております。
さて、そんなモノグラム柄とダミエ柄ですが、それぞれ何をもとに作られたかご存知でしょうか?
どちらも日本に関わりが深いところをヒントに生み出されました。
モノグラム柄は「家紋」、ダミエ柄は「市松模様」がもとになっているとされております。
また、モノグラム柄が誕生した背景にはマイナスな出来事がありました。
当初ダミエ柄で人気を博していたルイ・ヴィトンですが、
見てお分かりの通りデザイン的にはシンプルですよね?
という事でコピー品が大量に出回ってしまいました。
そこで、より複雑なデザインをという事になり、モノグラム柄が誕生したと言われているのです。
尚、モノグラム柄の誕生と同時にダミエ柄は一度は廃止されてしまいましたが、
モノグラム柄誕生100周年を記念してダミエ柄を復刻させようという動きが起き、現在に至ります。
とにもかくにも、紆余曲折ありましたが、モノグラム柄とダミエ柄、
ルイ・ヴィトンを代表する2大デザインである事は間違いないですし、これからも人気は続きそうです。