お酒にまつわる豆知識(トリビア)をご紹介していきたいと思います。
①「お酒をちゃんぽんすると二日酔いする」は嘘?
二日酔い、悪酔いしないポイントは、血中のアルコール濃度を急激に上げないことが大事です。
お酒をちゃんぽんすると(いろいろな種類のお酒を摂取すると)、アルコール度数が違うお酒を飲む事になりますし、
どのお酒をどれほど飲んだかも分からなくなり、最終的に肝臓のアルコールを分解するキャパシティを超えてしまいます。
上記の事により、翌日はしんどい二日酔いになってしまうとされております。
結論としまして、複数のお酒をちゃんぽんするから二日酔いになったり悪酔いをするというわけではなく、
度数の違うお酒を飲む事で知らぬ間に多量摂取になる事が良くないという事になります。
いずれにしましても、ちゃんぽんをしなくても飲みすぎは良くありませんし、ゆっくり時間をかけて飲むようにしたり、
同量の水を一緒に飲んだりして、辛い二日酔いや悪酔いには気を付けて楽しいお酒にしたいですね。
②日本人は欧米人よりお酒に弱い?
日本人は、欧米人に比べて「お酒が弱い」というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
これは、体質的な問題と言われています。
欧米人は体格が大きい分、アルコールを処理する肝臓も大きく、根本的に処理できるアルコール量が違うようです。
また、アルコールを分解する酵素は遺伝的に異なり、アルコール分解酵素はよく働く「NN型」とNN型の1/16の働きをする「ND型」、
そしてほとんど働かない「DD型」があるらしいですが、欧米人にはNN型が多く、ND型やDD型がほとんど存在しないとの事です。
日本人の場合は、半数以上がND型やDD型との事で、この事から日本人は欧米人に比べると、遺伝的に弱いという事になります。
とは言え、もちろん”多い”という話であり、日本人でも底なしで飲まれる方もいらっしゃいますし、
逆に欧米人でも飲めない方はいらっしゃると思いますので、『一概には言えないが』という前置きが必要になりそうです。
③ドイツは16歳からビールが飲める?
1200の醸造所があり、約500種類以上のビールが販売されているドイツでは、500ml缶が50円ぐらいから買えるとの事(羨ましい・・・)。
まさに、ビール好きにはたまらない国ですね!
さらに、高校生ぐらいの子が平気でビールを飲み干してる姿も珍しくないらしいのです。
それもそのはずで、ドイツは3段階に分かれており、なんと!なんとですよ!段階的に14歳からビールが飲めるらしいのです!
詳細は下記の通りで、
・14歳~:保護者同伴なら低アルコール飲料(ビールやワインなど)はOK
・16歳~:同伴なしで低アルコール飲料ならOK
・18歳~:全種類の飲酒がOK
保護者同伴とは言え、14歳から飲める事にはびっくりですね!
そもそもヨーロッパの高校では、アルコールが販売されている学校も多いらしく、アルコールに寛容なお国柄という事ができるかも知れませんね。
④イギリスにはサソリが入ったお酒がある?
ちょっと身を引いてしまう話題になるかもですが(私も書きながら少々ゾワゾワしましたが・・・)、
日本では、焼酎にハブやマムシ、スズメバチを漬け込んだお酒がありますが、
同じように海外にも、は虫類や昆虫を漬け込んだお酒があるようです。
例えば、カンボジアではタランチュラを蒸留酒に漬けた「タランチュラ・ブランデー」というお酒、
メキシコにはメスカルという蒸留酒に巨大イモムシを漬け込んだ「グサーノ・ロホ」、
そしてイギリスにはサソリを入れた「スコルビオウォッカ」というお酒があるらしいのです。
カンボジアはタランチュラの他に、コブラ酒やトカゲ酒、イギリスと同じくサソリ酒もあるようです・・・
他にも、まだまだ世界中を探せば、様々なものを漬け込んだお酒を見つける事ができるかも知れませんね。
⑤アルコール度数96度のお酒がある
『アルコール度数96度』、聞いただけで火をふけそうなパワーワードですね。
世界で一番高いアルコール度数のお酒といえば、ポーランドのウォッカ・スピリタス(spirytus)が挙げられます。
蒸留を繰り返すこと70回以上!完成したスピリタスのアルコール度数は96度(商品によって95度~98度)!
火に近づければすぐ引火しますし、ポーランド国内では消毒にも用いられる事もあるようです。
ちなみに、アルコール度数が2番目に高いお酒は、アメリカのウォッカ「エバークリア(Everclear)」の95度、
3番目はイタリアのリキュール「ゴッチェ・インペリアル(Gocce Imperiali)」の92度のようです。
一応念のため注意書きを・・・間違ってもストレートでは飲まないようにお願い致します!